Z-LASER

アプリケーション

合成・複合産業用レーザー

ファイバー複合材が加工されている製造プロセスのほとんど全てにおいて、2Dおよび3Dレーザープロジェクターが使用されています。例えば、レーザープロジェクターで最初のカッティングパターンを表示させたり、複合材の最終的な位置のパターンを投射させることができます。

航空宇宙産業におけるレーザープロジェクター

航空産業では、既にレーザーが、組み立て工程における部材の位置決めや、加工ツールの位置決めなどの用途で活躍していますが、将来的には、複合材料で作られた部品などがますます増え、その結果として、手作業による繊維マット(CFRP:炭素繊維強化プラスチック層)の積層作業におけるレーザープロジェクターのサポートの重要性がより一段と高まっています。

特長
利点

推奨製品:LP-HFD2、ZLP1、ZLP2

自動車製造

自動車製造のためのレーザープロジェクター補助による複合材料生産

自動車の製造において軽量化が担う役割は非常に大きく、ガラス繊維や炭素繊維などの複合材料は日々より多くの構成部品に使用されています。初めは、これらの素材は、例えばスポーティーな雰囲気を作るために、自動車の内装にのみ使用されていましたが、電気自動車界ではトレンドが大きく変わり、車両フレームなど、耐荷重性の求められるパーツに炭素繊維強化プラスチック(CFRP))が使用されるようになりました。レーザープロジェクターは、手作業で行っているCFRPレイヤーの重ね合わせ工程をサポートし、クリーニングを行うエリアを表示することができます。

特長
利点

推奨製品: LP-HFD2、ZLP1

風力発電所用ローターブレード

風車ローター製造でのグラスファイバー母材やプリプレグシート(樹脂含浸中間材料)の手作業による積層工程は、レーザープロジェクターの使用により大幅に簡素化および迅速化することができます。レーザープロジェクターは、設計された各ファイバーマットの輪郭を投射することができ、レイヤーの位置決めおよび位置合わせがすばやく簡単、そして正確に行えます。プロジェクターは一般的な3D‐CADフォーマット用のインターフェースを装備しています。レーザープロジェクターは、生産性を最大30%向上させ、品質(ブレードの均一構造)の改善し、エラーを低減し、製造工程を通して作業員を必要な作業へ直観的に導きます。

特長

ファイバーマット、プリプレグシート、カーボンファイバーデカール(転写シート)の位置決め:
Z-LASER社のレーザープロジェクターは、複雑な位置決めおよび位置合わせの用途向けに特別に最適化されています。レーザーが、成形型に置かれる個々のファイバーマットやデカールの輪郭を投射し、それによって製造スタッフはレイヤーの位置決めおよび位置合わせをすばやく正確に行うことができます。
プロジェクターは現在使用されている3D‐CADデザインプログラムのインターフェースを装備し、曲面上においても輪郭を投射することができます。これは、複雑な複合材料の製造を単純化するために、輪郭投射の利点とコンピューター制御の利点とを組合せたものです。完全なレーザー投射が表示されると、ラミネーターは即座にファイバーマット、プリプレグシート、バルサ材、支柱、吸着パッドを配置すべき場所を認識できます。これにより、作業能率を改善するだけではなく、作業ミスや手作業による手直しが削減されるため、品質の向上につながります。
特定の投射パターンを判別するため、個々の文字や文字列、数字の投射が可能です。ユーザーの製造工程に合わせて、複合材料のワークピース全体の輪郭を表示する、あるいはプリプレグシートやデカールなどの個々のエレメントの輪郭を表示することもできます。

利点

推奨製品:LP-HFD2、ZLP1、ZLP2