コンクリート階段の各段の型枠材の設置には、長さと角度の複雑な計算が必要です。Ｚ-ＬＡＳＥＲ社のレーザープロジェクーの使用により、位置・寸法校正の必要がなくなるため、この工程に掛かる時間を５０～７０％短縮することができます。レーザープロジェクターは型枠にコンクリート打ちする踏み段のスタートラインや両側端を表示します。

プレキャストコンクリートの壁や天井の製造には広範囲の投射面積が必要です。二つまたは複数のレーザープロジェクターのシステムが使用されます。レーザーシステムは専用のソフトウェアによってコンピューター制御の循環システムに組込まれます。さらに、リモートコントロールによって、システムはいつでも手動でのコントロールが可能です。すべてのコンクリート部材は簡単かつ正確に配置でき、型枠要素、凹部、補強部品の誤配置を防ぐことができます。レーザー投射は作業準備からパレットの割り当て、品質管理までの、プレキャストコンクリート製造の全ての工程を大幅に改善、高速化します。
ソフトウェアＬＰＭに特別に適応されたグラフィックユーザーインターフェース（ＧＵＩ）によって、プロジェクターの制御が簡単に行えます。レーザーを利用して、特定の機能をパレット上に直接投射したり、システムを制御することができます（レーザーメニュー）。
作業工程は有線または無線のリモートコントロールによってさらに最適化することが可能です。